【実体験】やりたいことがない20代が1000万円貯めた話|主夫になる前の節約哲学

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「やりたいことがない20代」だった僕が、1000万円を目指した理由

20代の頃、特別やりたいこともなく、将来がぼんやりしていた時期がありました。
そんな中で心に刺さったのが、アーティストスガシカオの言葉です。

「やりたいことがないなら、お金を貯めろ。お金があれば、やりたいことができる。」
この一言に背中を押され、“1000万円を貯める”ことを人生の最初の目標に決めました。

お金を貯めようと思った、本当の理由

僕の家は、裕福ではありませんでした。
むしろ「お金がない苦しさ」を毎日肌で感じる家庭で育ちました。
何かを諦めるとき、家族がギスギスするとき、進路を選べないとき――いつもそこには“お金の問題”がありました。

親に頼るという選択肢はありませんでした。いや、頼る気すらなかったのかもしれません。
だからこそ、「お金を貯めないと、人生はずっと不安のままだ」と、10代のうちから痛感していました。

お金がないと、自信を失う。
お金がないと、人と比べて惨めになる。
お金がないと、何も始められないし、結婚すら難しい。
仮に結婚できても、生活が苦しければ、きっと関係は長続きしないだろう。
そんな「お金がない人生のしんどさ」を、まだ若いうちに断ち切りたいと思っていました。

新卒で大企業に就職。それでも「余裕」はなかった

大学卒業後は、東京の大手企業に就職しました。
でも「大企業=高給」というのは幻想で、手取りは月18〜20万円台
実家住まいでも、教育ローン、奨学金の返済・食費・交際費を引いたら、すぐに赤字寸前になるレベルです。

「この収入で、もし家族ができたら?」
答えは明白でした。
だから、給料が低いからこそ、今のうちに“土台”としてのお金を貯めておく必要がある
そう思って、「1000万円貯金計画」を静かに始めたんです。

なぜ1000万円だったのか?

大学時代、アルバイトで1年間で100万円を貯めた経験がありました。
だから、100万円は「頑張ればなんとかなる金額」。でも、100万円を手にしても、安心感も満足感もなかったんです。

「これじゃ人生変わらない」と思って、より大きな目標を設定しました。
どうせなら桁が違う金額を――それが1000万円でした。

どうやって貯めたのか? 封筒式タンス貯金+エクセル管理

銀行ではなく、現金で封筒に分ける“タンス貯金”を選びました。
目的別に封筒を分け、毎月の貯金額を設定。すべては架空の目的です。

例:
– 結婚資金 200万円 → 月25,000円
– 結婚指輪 100万円 → 月10,000円
– 家の頭金 300万円 → 月30,000円
– 車買い替え 500万円 → 月85,000円

これらをエクセルで全て管理。給料が入ったらATMで引き出し、封筒へ仕分け。
そのお金には絶対に手を付けないという自分自身との約束をして。←ここが大きなポイント
「目的」があることで、ゲーム感覚で貯めるモチベが維持できました。

節約モチベーションの保ち方

Excelを毎日開き、今いくら?あと何ヶ月で100万円?とシミュレーション。
これだけで節約スイッチが入るようになりました。

「千円、百円でも惜しい」と感じるようになり、最終的には100円単位の節約思考へ。

交際費・娯楽はどうしたのか?

基本は貯めると決めたお金は絶対に使わない
飲み会や遊びは、それ以外の予備費から。正直、かなり諦めてました。

ビール飲みたくなりますよね!
女の子と遊びたくなりますよね!(彼女いても(笑))

事情を知っている友達に恵まれること(理解者を作ること)も重要!

現在結婚している手間、あくまでも例としてお話しますが、
缶ビールを差し入れしてくれる女友達に助けられたり、
ご飯を奢ってくれる先輩や後輩もいたりなどなど

人の優しさが助けになります。

まとめ:お金を貯めると「未来の選択肢」が増える

1000万円を貯めて人生が劇的に変わったわけではない。
でも、「何かがあっても対応できる」という安心感と、「やりたいことがあったときにすぐ動ける自信」が手に入りました。

やりたいことが見つからないなら、まずはお金を貯める。
その選択は、確実に未来の自分の支えになります。

※本記事は2014年に達成した体験をもとに執筆しています。

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